ローデン1/72 He111A問題点一気出し |
クリアパーツ | 側面窓のクリア部品(A2)は胴体側の穴と高さ、幅、厚みすべてが一致しません。また機首のクリアパーツも大体0.5mm程度の段差は覚悟して掛かったほうが良いです。 |
臓物 | 計器板(A3)は何故かクリアパーツです。基本的に一枚板で、モールド、デカール等一切ありません。また、機首下面クリアパーツ(A7)に取り付ける内部パーツ(C5、C6)はインストの通りにつけると後でA7を胴体に付ける時に干渉します。胴体内の隔壁(C12、C13、C14)は何れも胴体と干渉します。削っておかないと左右胴体が合わさりません。爆弾槽もそのままだと胴体と干渉します。上を削るか、取り付け位置を下げるかするしかないでしょう。あと全長も短いのでこれに両側の隔壁パーツを取り付けてしまうと、全体が胴体に嵌まらなくなります。 |
主翼 | 主翼は兎に角上面と下面で大きさが違いますから、(特に翼幅だと1mm以上異なる。)とにかく強引に合わせて段差を削り倒すしかありません。またところどころ成形不良と思しき謎の盛り上がりが見られ、当然削り落とすとモールドもごっそり消えてしまいます。動翼部分は全て下面パーツと一体となっていて上面の主翼と動翼の境界が接合線になる形式ですが、ここのラインが一致していないので盛大に隙間が空きます。しかもそれが上面に来るので丸見え。主翼内部に仕込む脚納庫は、高さを切り詰めてやらないと納まりません。後端(B3、B8)で胴体側5.5mm、外翼側5.0mm程度まで切り詰める必要があります。(因みに元のパーツの高さは7〜8mmくらい。)またインストで切り詰め指定のない前端側も1、2mm切り詰めてやらないといけないようです。 |
ナセル廻り | ナセルのパーツも相当に合いが悪く、基本的に面一になりません。また排気管(G12、G13)も全長で1mm以上削ってやらないと指定の場所に嵌まりません。スピナーは先端孔あり(B39)が指定されていますが、写真を見る限り先端孔なし(B40)が正しいようです。因みにパーツ一覧ではB39にもB40にも不要部品マークが付いていませんな。当然ナセル廻りも主翼の切り欠き部に全く嵌まりません。あと自分のミスの可能性もあるので確かではないんですが、どうもナセルの左右指定が逆になっているように思えます。
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翼胴接合 | 主翼は胴体側の受け穴を若干広げてやると意外にぴったり嵌まり、上半角もそれなりに決まります。但し(よりによって上面に)1〜2mm程度の隙間ができました。 |
デカール | デカールは透ける、凄い勢いでひび割れる、後から浮く、余白が目立つと何一つ良いところがありません。フィンフラッシュは青が一番上に来るのが正しいと思うのですが、まぁどの途使えないので関係ありません。機番は801と803の選択ですが、当初の機番が19xxであったようであり、かつ1903号機が早期に失われていることを考えると803を書いた機体があったかは微妙なところです。まぁどの途使えないので…(略 |