North American F-51D ウルグアイ東方共和国空軍機




<実機について>

 南米のマスタングは1960年代に至る結構長い期間に渡って取得されているわけですが、ウルグアイはその中では先発組で、大戦直後から延べ25機のP-51Dを取得しています。機番で言うとFAU251〜FAU275になるんだそうで。1960年まで現役にあったとのことですが、その後はF-80にリプレイスされたんだそうで、多くはアメリカに返納される一方、一部の機体は更にボリビア(←つまりこーゆー国が後発組になるわけで。)へと流されていきます。

 作例はFAU265号機こと44-63577。Aztecのデカールのインストにはこーゆーシリアルナンバーがちゃんと書いてあったりして、サブタイプを調べるのがえらく簡単です。胴体側面の機体番号の位置やフィンフラッシュの向きが左右で異なるのは、デカールのインストによると実機がそうなっているんだとか。デカールシートには他にFAU273号機こと44-63618が収録されております。

North American P-51D Mustang
寸法諸元11.29×9.84×3.71m(W×L×H) 全備重量4,585kg
主機パッカードV-1650-7“マーリン” 最大速度703km/h(7,620m)
初飛行1943.11.17 最大航続距離3,700km
武装Browning Cal.50 (12.7mm) M2機銃×6


 ついでに、誰の役にたつのかさっぱり判らない、(しかもいい加減な)もとウルグアイ空軍所属の現存機リスト

FAU#形式 S/N備考
FAU265F-51D-20NA 44-63577↑つまりこいつ
FAU270F-51D-20NA 44-63615
FAU272F-51D-20NA 44-63807のちボリビア空軍FAB506
FAU273F-51D-20NA 44-63618


<製 作>

 私的には1/72のD型に関しては決定版とも言うべきタミヤのキット。パーツ割は基本的に1/48と同じで、あまり評判の良くない(でも個人的にはこれはこれで良いかとも思う)風防周りのパーツ割もおんなじです。作るだけならもう何の問題もありません。注意すべき点はラジエータ開口部からラジエータ下面の排気口までが素通しで見えてしまうことくらいかも。後部胴体のADFアンテナはAML社のカーチス・ホーク75で余っていたものをそのまんま使いました。

 でもって、特筆すべきは今回初めて使用したメキシコはAztec社のデカール。ハナンツ経由で入手した直後に某所で

エアロマスターもプリンティッド・イン・メクシコはあかんねん

という話を聞いて、「ということはこいつも…」と戦々恐々で使ってみたんですが、結果…

いけます(喜。

 発色は良い、フィルムは薄い、セッターソフター何でも来い*1)。垂直安定板の絵なんてカラー部分と輪郭線の二枚重ねなんですが、これがもう小気味良くぴったり合います。大き目の文字や数字が並ぶデカールなど、間をクリア部で埋めるのでなく細い橋を渡して繋ぐようになっており、クリア部分を極力少なくしようとしているあたりメーカーの良心が滲み出ています*2)

うん、これですよ。これ。

 塗装は至ってオーソドックスにGSIクレオスのシルバー(8)。全面に艶有り黒(2)を吹いては傷のところに2000番をかけを繰り返したので、相応にいい感じに仕上がっている気がします。後縁のデカールの貼り合わせに自信がないのでフィンフラッシュは塗装です。ちょっと変化をもたせるべく、一部のパネルに手持ちのアルクラッドの"Dark Alminum"と"Mugnecium"を適当に混色して吹きつけています。

*1)共にGSIクレオスのマークソフター、マークセッターを試用。この両者については相当べたべた塗っても何の問題もありませんでした。他の製品については保証の限りではありませんが…。
*2)まぁその分貼るときにアラインメントが崩れ易かったりはするわけですが…。



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