North American F-51D コスタ・リカ空軍機




<実機について>

 コスタリカ空軍が4機のマスタングをテキサス州空軍から購入したのは1955年のこと。朝鮮戦争が終わってマスタングの活躍ぶりに目を見張ったのか、はたまた

これで値段が下がると踏んだのか

一説によると一機一ドルで買い叩いた(というか実質貰った)とのことなので、どうやら後者の気配があります。 尤もどうやらあまり何に使うかは考えていなかったらしく、1964年まで在籍しているものの、その間第一線にあったのは僅かな期間で、殆どの期間はレストア状態にあったのだとか…。


<製 作>

 随分前に購入して放ったらかしだったハセガワのキット。というか飛来記念と称して零戦52型と一緒のパッケージで売られていたものの片割れだったり。キット紹介にも書いた通りそれなりに問題はありますが、誤魔化しながらちゃっちゃと組む分には良いキットです。

 デカールは、此方はブラジルのFCM社。ぱっと見、表面がてらてら光っていていかにもフィルムが厚そうに見えますが、実は何気にフィルムは極薄。しかも台紙にあまりしっかり付いていないので、

切り出すだけで表面に皺がよります

 キット表面への馴染みは意外に良いし、セッター、ソフターも平気*1)なんですが、クリア部がかなり目立つのが辛いところ。幸い今回は国籍標識が長方形だし数字も一文字かつ直線的な字体なので、泣きながらもとにかく切り出せましたが、普通に使うのは結構辛そう。アイテム選択がいい所を突いてくるので

結局、資料と割り切って買ってしまうのだろうなぁ

とは思いますが、お友達にもお奨めってわけにはいかない…よなぁ。

*1)これもGSIクレオスのマークソフター、マークセッターを試用。他の製品については保証の限りではございません。



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